全ブロガーさんは私の師です。
前書き
ブログを始めた頃の私は、とにかく何でもいいから「中身のある話」をしようという意思が強かった。世の中の人に自分の書いた文章を読んでもらって、少しでも前向きな気持ちになってほしい、なんて考えていた頃もあった。(今から思えばかなり図々しい。穴があったら入りたい。)
しかし、最近は少し考えが変わった。
それは、ほかの方のブログを読むようになってからだ。
それまで『書く:読む』の比率が8:2だった自分が、ほぼ逆転してきたころ
自分の中にある思考の変化が生まれたので、忘れないようにここに書き起こしておこうと思う。
・どのように思考が変化したか?
⇒「A.役に立つ情報を発信するブログこそが至高だ」という思想から
「B.日常を書き綴った日記のようなブログもまた、ためになる」という思考へと変化した。
・なぜ変化したのか?
⇒ブログを読む楽しさを知ったから
・その楽しさとは?
⇒下記参照(なお、これ以降の『ブログ』に対する定義は、B.日記系ブログとして読み進めていただけると大変ありがたい。)
①いろいろな人の人生の一部を、リアルタイムで覗き見できるところ
これまで読んできたものの中で特に印象に残っているものといえば・・・
無職になったサラリーマンの方、人生で初めて恋人ができた方、買ってきた苺をタッパーに詰めて毎朝冷蔵庫の扉を開ける度に春を感じられている方、など!
いろいろな人のブログを読んでいる中で
「その人にしか体験できないことや心情が知れるということは
自分の視野が広がったみたいで凄く楽しい。」ということに気づいた。
もともと読書をすることが好きなので、感覚的には似ているのだが
本は著者が書いてから本屋に並ぶまでに、どうしても時間がかかってしまう。
その反面、ブログはリアルタイムで読めるし、季節を感じられる内容のものもある。
まさに文明の成せる技ですね(急に大規模)
②仕事にも役立つところ
自分の視野が広がった、ということを①で話したのだが
これが最も欲していることであり、仕事上で必要なことでもある。
私はライターの業務を請け負っており
読み手の生活や心情、深層心理を想像しながらテキストを書くことが求められる。
自分とは違う価値観や生活観を持っている(かもしれない)相手を説得するには
まずは自分が相手の生活を知ることが大切だと感じる。
そのための材料として、日常的に交わりのない人の声をブログを通して読み取れるのは
かなり貴重だと言えるのです。
①で述べたことを例に出すと、「この人は冷蔵庫の苺の香りから春を感じるんだ」とか
「恋人との甘酸っぱいエピソードとか」「無職になった人がとる行動はこんなものがあるんだ」とか。
(一歩間違えると自己顕示欲や不幸自慢かと思われてしまう内容でも、嫌味なく読めてしまうのはその方の文章力や配慮に尽きるものだと、とても勉強になる)
※最後に・・・自分自身の好みについて
私はもともと「媚びない文章」が好きだったりする。
何かを買わせようとか、こういう思想を広めようとか、そんな意図が透けて見えると興醒してしまう(某"映える系"SNSでは最近そういう流れが来ていて、見るのを控えている)
纏め
自分の書いた文章を、見ず知らない人が読んで共感してもらえる
逆もまた然りで、素晴らしいことだなぁと感じている。
これからもより多くの方のブログを拝見し
「読ませてくれてありがとう」の気持ちをもって”スター”を押していきたいなと思う。
そして、自分のなんでもない日常もまた、誰かにとって脳の刺激となり
それもそれで面白いと感じてもらえるかもしれないと思った。
「ブログを書く」という行為そのもののハードルを下げる良いきっかけにもなったので
これからも自分のペースで更新していきたい。